2/1ソワレに行きました。真修くんと知央くんを推している人間の、観劇初日のめちゃくちゃ正直な感想。ネタバレ含むかも。一番下にネガティブ感想あるので注意。
前方センブロ左寄り(首痛すぎた)。
まず第一に殺陣がいい。これはマジ。この殺陣のためにもう一度来たいと思ってリピチケ取った、かもしれない。剣も槍も肉弾戦バンバン。舞台が広いので長物を複数人で振り回すのが映える。大人数での剣戟もごちゃごちゃにならずよく見える。(なんでこんな席数多い大きい会場で公演するんだ…?と思ってたけど、この舞台の広さのためだとしたら納得できる)
階段がワッシワッシ動くのもすごかったね。あれどうなってんの?芝居しながら動いてるのに全然違和感がない。見てる時はそういうものか~って流してたけど、思い返して凄さを感じている。
内容も、前知識必要かなあ〜と思いつつ結局特に勉強せず、昔かじったほんのり三国志知識で観に行ったけど全然問題なかった。史実準拠をウリにしてるわけでもないし、ほんのりが一番楽しめるまであるかも。
色んな人がそれぞれの物語を出してくるわけだけど、案外理解しやすいし覚えやすい。『仄めかす』ということをせず『そう』であるとちゃんと口にするので、後から伏線回収する時に迷わない。
語りつつしれっと劇中にも混じっていくスタイルはなんか分かんないけど面白かった。
女性陣の芝居が全般的に良かったね。貂蝉は特にだけど、みんな腹に一物抱えててかっこよかった。男性陣の方が短絡的な人物が多い分、策略家の女性陣が映えるのかな。
曹操さま
バカほどかっこよかった。あまりに才気煥発する将の風格。やはり三国志の裏主人公。出てくるだけでマジで「あっ、曹操さま…!」と思ってしまう(知央くん推しだからではなく?)。振り回されつつ一生懸命食らいつく劉備たちに、友でも敵でもない距離から助言や協力をしつつ、でもおいしいところは持っていく。内心が読めない飄々とした存在感の鬼。幼馴染みの袁紹を愚かに思いつつ、その愚かさを楽しんですらいる気がする。人を統率する器量がありすぎ。曹操さまをもう一回観ないと死ねないと思いリピチケ取りました。
殺陣の量は他の人に比べたらそれほど多くないけど、スマートで優雅で嫌味のない流れるような動き。最高。剣を受け止める時がね、肩と腰で重く受けて返すというより、力を分散させて流れでいなすみたいな、合気みたいな、そういう感じだった。多分。合気よく知らないけど。いやあスマートで美しかったですねえ、曹操さま…………。
張飛
演じ方がかなり好きでしたね……。バチ強いのに喧嘩っ早くて危なくて、でも全部自己中じゃなく情の厚さと義理堅さからなんだよな〜ってわかる芝居。好きだなあ、張飛。桃園の誓いは三国志でもかなりアツいところだし、義兄弟をクローズアップしてて脂のある話だな〜と思った。立ち振舞いの実力者ならではの圧と、それでも2人の弟分として暴れてる奔放さと、槍さばき。いやあ良かった。
殺陣も超いい。意外と先は細くて武器自体が大目立ちするタイプじゃないんだけど(まあ槍の時点ですごいんだけど、もっとすごいデカい槍がいるので……)、その分色んな細かいアクションが詰め込まれてて圧倒。肉体的な現実感でいえばトップだと思う。勝手に思った。
貂蝉